ウルソの特徴(ウルソデオキシコール酸)
ウルソは胃腸の不調(消化不良)や肝機能の回復に効果的です。
▼ウルソの効能の特徴としては、
・ウルソは元々は動物性の生薬ですが現在は化学合成される成分
*動物性生薬「熊胆(ユータン)」
・肝臓機能の改善
・慢性肝疾患における肝機能を改善
・C型慢性肝疾患における肝機能を改善
・原発性胆汁性肝硬変(原発性胆汁性肝炎ともいう)における肝臓機能を改善
↑肝汁が肝臓にたまり肝臓がダメ(繊維化)になってしまう。
・消化不良を改善
・コレステロール系胆石を融解
ウルソは海外通販で購入できます
ウルソの成分を使った国内市販薬との違い
製品名 | 販売価格 | 成分量 | 単価(50mgあたり) |
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タナベ胃腸薬ウルソ | 1,000円/20錠 | ウルソデオキシコール酸 50mg/錠 | 50円/回 |
ウリシーズ | 5228円/100錠 | ウルソデオキシコール酸 300mg/錠 | 8.7円/回 |
「ウリシーズ」で言えば1錠あたりの成分量が300MG/錠となっています。
これは、コレステロール系胆石や重度の肝疾患の場合はでは600MG/錠の服用が必要のために錠剤設計です。
軽度の胃腸や肝臓の不調の場合は1回50mgを1日に3回服用ですのでウリシーズをご利用する方は分割での服用が必要です。
体内にはウルソのような胆汁酸ががウルソが優れている
体内には幾つかの胆汁酸があります。
胆汁酸は脂質の消化吸収を助ける働きがあります。
*消化不良、胆汁の分泌を改善する働きがあります。
コール酸、ケノデオキシコール酸、デオキシコール酸、リトコール酸、ウルソデオキシコール酸
この人の体内にある胆汁酸の中でも「ウルソデオキシコール酸」は親水性(水に溶けやすい)が高いので循環安くなります。
「胆汁酸の循環の流れ」

①「ウルソ系」の錠剤を服用(十二指腸で消化吸収される)
②門脈(もんみゃく)を通じて肝臓に取り込まれる
③肝臓で取り込まれ、貯まると胆汁酸が分泌される
④循環する(分泌された胆汁酸が十二指腸へ、門脈を通じて肝臓に再度取り込まれる
ウルソは親水性が高く肝臓細胞障害作用を軽減する
胆汁は単に増えれば良い訳ではなく体内で生成される胆汁(コール酸、ケノデオキシコール酸、デオキシコール酸、リトコール酸)の多くは疎水性胆汁酸(水に溶けにくい)ため割合が多くなると肝臓への負担大きくなります。
ウルソ(デオキシコール)酸は水溶性で肝臓に優しい胆汁であるので、意識して摂取する事で疎水性胆汁の割合が低くなり、消化吸収や胆石溶解作用が改善されやすくなります。
肝臓細胞障害作用とは?

肝臓細胞障害作用とは肝臓の細胞自体が障害され代謝・分解能力が下がります。
肝臓は食べ物やお薬など様々な物質の代謝や解毒を行っています。
漢方薬や健康食品、サプリメントまでが対象であり、年齢やストレスなど肝臓機能が低下していと、「倦怠感」、「発熱」、「発疹」、「吐き気・嘔吐」、「かゆみ」等の症状が現れる事があります。
放置しておくと重症化し命に関わる病気(黄疸(おうだん:目や皮膚が黄色くなる)、脳症、肝炎などを引き起こす場合があります。
ウルソを服用する事で、肝臓に優しい胆汁の生成、循環が促されますので肝臓環境の改善に効果的です。
ウリシーズならば同成分、同効果ですが6倍の薬効成分配合で「数百分の1」のお値段です。
